電子看板を屋外に設置する際の注意点
夏より冬のほうが燃える男
電子看板普及委員長
ヤマトサイネージ代表、ラッキーこと馬庭直人です
最近屋外用の電子看板のご相談が増えてきました
屋外用の電子看板の場合、かなり注意する点があります
今日は簡単ですが屋外用電子看板を
設置する前に注意したい点を書こうと思います
防水防塵に加え振動
屋外用というくらいですから雨風がかかることを
想定されるとおもいますが
実際には軒下への設置も多く
直接は雨がかからない場所もあります
ですが
・防塵
・振動
などは意外と盲点。
電車が通る高架下などでは常に振動リスクにさらされているので
取付した電子看板にトラブルが発生するということもあります
また交通量の多い路面では防塵対策も必須です
3日後に指でなぞったら色が変わる場所
内部にチリが入り込むとディスプレイの故障の原因になります
防水防塵については下記の記事を御覧ください
ディスプレイの輝度について
直射日光があたる場所などでは
日光のガラス反射や明るさにディスプレイが負けてしまい
全く内容が見えないものもあります
ですので屋外用電子看板の場合、
通常1200~2500カンデラのディスプレイを入れます
※設置条件によって異なります。軒先などでは700カンデラでも
明るく見えるケースはあります
外装ケースの密閉度によっては
エアコンを取り付けたり、紫外線カットフィルム、
遮熱フィルムを貼るなどしてブラックアウト対策を行います
メーカーが生産しているディスプレイが700カンデラ等のものを
1500カンデラなどにチューンアップされているケースは要注意
ディスプレイ自体がかなり熱をもつ場合があり
ブラックアウト発生の原因となります
また夏は高温になりやすいですが、
太陽とディスプレイの角度が鋭角なため
熱対策が行われていればブラックアウトは発生しにくいのですが
秋や春などディスプレイと
太陽の角度が直角に近づくほど
熱をもちブラックアウトの原因となる場合があります
電子看板のデザイン面
屋外用は景観との相性も大切です
予算によっては、とってつけたような電子看板も仕方ありませんが
建設前など、埋込み型電子看板の普及も
今後ますます増えると考えます
筐体自体にカッティングシートや
アルミ複合板で景観にあうようにカスタマイズするなど
化粧養生を考えることも大切です
コンテンツの運用方法
電子看板に映す内容を変更する場合
・インターネットを介したクラウド型
・USBなどで更新するスタンドアロン版
がありますが、屋外用電子看板の場合
まだまだUSB運用が多いです
頻繁にコンテンツを更新される場合
筐体の開け閉め自体も繰り返すのはよろしくないです
また本体に直接USBを挿す場合
USB挿入口の劣化を防ぐため、10cm程度のUSB延長ケーブルを
使われることをおすすめします
機種選定よりも大切な電子看板の利用目的
電子看板を屋外に設置する場合には
かならず詳しいヒアリングをおこないます
・誰に
・何を
・なぜ
・どのくらいの頻度で
・どう思ってもらいたいか
・運用方法は?誰が?
最低でもこれらに即答できないと
屋外用電子看板のポテンシャルを引き出せないと考えます
まぁ電子看板にかぎらず広告はすべてそうですね
ということで、屋外用の電子看板をご検討の際は
一度お氣軽にご相談ください
では、また。