屋外用デジタルサイネージの防水防塵機能について
台風が来ると屋外用デジタルサイネージが氣になる…
デジタルサイネージ普及委員長
ヤマトサイネージ代表、ラッキーこと馬庭直人です
デジタルサイネージは電氣用品
水や粉塵、振動、熱には弱いんです…
なのでデジタルサイネージを屋外に設置する際には
保護ケースを付けます
防水や防塵に対する能力を数値化して
「IP(International Protection)」という規格で表すんです
IP65とかIP55とか聞いたことありません?
例えばIP65の場合
6…粉塵に対するレベルが6で最強(0~6段階)
5…水に対する防御能力が5(0~8段階)
というわけ。
最強はIP68で「粉塵も水も入らない」のようなイメージ
もしお手元のスマホに防水機能がついているなら
メーカーのWebサイトでスペック調べてみて下さい
最近出たiPhone8はIP68と言われています
つまり最強の防塵防水仕様
水深1.5mに30分間浸けても問題ないと言われています…
でも浸けたくないすよねw
デジタルサイネージの場合
屋外用と謳っているものの中には
IP54やIP55も多く存在します
それは氣密性を高めれば熱が逃げない…
そういうジレンマの問題でもあります
熱を冷ますためにエアコンを取り付けたり…
なんとなくイタチごっこのような感じですが
しかしながら常設で完全に屋外に設置する場合
IP65は必須だと考えます
IP65とは
・粉塵が内部に侵入しない
・いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響をうけない
なので、氣密性が高いが故に
夏はケース内の温度が上昇しブラックアウトを引き起こしますので
エアコンの設置やファンの取り付けで
温度を下げる工夫をします
またはブラックアウトを起こさない
高価なパネルを用いますが…
夏の炎天下、デジタルサイネージを
屋外で使うにはリスクがかなり高い💦
最近では高精細なLEDビジョンが注目されています
LEDの中にはIP67と謳っているものも多くあり
これからの屋外用デジタイルサイネージは
LEDビジョンが主流になっていくと思われます
輝度も液晶モニターが700カンデラ~2500カンデラに対し
LEDは5000カンデラ以上のものも多くあります
※中には5000カンデラの液晶モニターもありますが、高い😅
LCD(液晶モニター)は高精細ゆえ
美しいビジョンを見せるために適しています
そしてベストコンディションでこそ
その真価を発揮できるので
今後は
・屋内は液晶モニター
・屋外はLEDビジョン
そういう区分けが自然になっていく氣がします
では、また。